麻の実は七味唐辛子の中にも含まれる、香ばしくまた栄養豊富なヘルシーフードです。またその油であるヘンプシードオイルには、様々な必須アミノ酸が吸収されやすい形で含まれていること、必須脂肪酸であるオメガ3とオメガ6が理想的なバランスで含まれていることなどから、スーパーフードとしても注目されています。

今回はインターネット通販で購入した海外産の麻の実を、殻のまま搾ってみます。搾油筒に充填したところ、100g入りました。

搾油機にセットして圧力を加えていくと、サラッとした油が流れ出します。

原料100gから、18gの油が採取されました。（原料比18wt%）

少し緑がかった透明で、ごまのような香ばしさと野菜のような青味を持った爽やかな味の油です。加熱すると有用成分が破壊されやすいそうなので、サラダのドレッシングに使ったり、ヨーグルトやスムージーなどに加えるなど、非加熱での利用がおすすめです。

ヘンプシードオイルは食用の他、マッサージやボディケア用のオイルとしても使用することができるそうです。

今回は殻付きのまま搾りましたので、搾りかすもそれほど固まりませんでした。堅い殻が残っているためそのままでは食べづらいのですが、食品ミルなどを使って粉に挽くと良質なタンパク質や食物繊維を含むヘンプパウダーとしてご利用いただけます。