藤村靖之著『さあ、発明家の出番です!』

『さあ、発明家の出番です!』
単行本: 262ページ
出版社: 風媒社
発売日: 2002年12月
(完売しました・入荷予定なし)

第1章 発明はこうして生み出す
新しい組み合わせ 発明はアイディアとは違う。発見とも違う。発明は「新しい組み合わせ」に過ぎない。
五感で覚える 組み合わせが生じやすいように素材をインプットしておく。五感で覚えると組み合わせが生じやすい。
筋の悪い発明 子供用の抗菌下着・人工蛍・消臭装置‥‥‥儲かればいいだけの発明では淋しすぎる。
好きから出発 “必要”からの出発も悪くはない。“いいこと”と“好き”が重なるところからの出発はもっといい。
未来に点を打つ 5年先の世の中をイメージする。日経ビジネスには載っていないようなユニークなテーマを具体的に強くイメージする。
商品コンセプト いきなり発明‥‥だと発明が難しい。商品コンセプトを定めてから発明すれば、発明は簡単だ。
ステキ・ステキ 商品性の決め手はステキ・ステキ!。そしてビックリ!。価格は3番目、機能は4番目。
情報は集めない 先行商品や先行特許を調べるのは後回し。早く調べすぎると萎縮する。
私は空気 既成概念でガンジガラメ‥‥では発明は生まれない。既成概念を破る決め手は、発明されるモノになり切ること。
2週間以内に実験 着想したら2週間以内に実験開始。3週間では遅すぎる。
15回失敗が基準 試作して実験。3〜4回目で成功‥‥なんて夢物語。失敗の繰り返しは15回が基準軸。
3回転3回ひねり 出発点は拙くても良しとする。肝心なのは3回転3回ひねり。出発点から凄い発明なんて有りはしない。
売り方も発明 新しい物は売れない。発明品はもっと売れない。だから売り方も一緒に発明してしまう。
質の高い発明 いきなり質の高い発明‥‥はちょっと辛い。やはり日頃の鍛錬が物を言う。
第2章 発明はこうして事業化する
起業家エジソン エジソンは発明家であると同時に天性の“起業家”だった。ワットもベルもイーストマンもレミントンも‥‥、偉大な発明家の多くは起業家でもあった。このことは何を意味するのだろうか?
3つのジレンマ 高いから売れない・売れないから高い、新しいから売れない・売れないから(いつまでたっても)新しい、無名だから売れない・売れないから(いつまでたっても)無名――必ずぶつかる3つのジレンマをどう克服するか?
事業化のステップ 普通のやり方とは正反対。これが発明起業塾流だ。
3ステップ理論 高いから売れない・売れないから高い、このジレンマにぶつからないためのセオリー。
ドラマを生み出す 貧乏起業家のマーケッティング。決め手は5つのドラマと一つの神話。
ラブホテル ラブホテルに空気清浄機を‥‥。若い頃の恥ずかしかった話。
十万人に一人 十万人に一人を泣いて喜ばす。これがマーケッティングの入り口。
自己増殖 販売に踏み込んでからが本当のリスク。消費者が自己増殖すればリスクは無くなる。
アウトソーシング 製造や販売を外部に委託するアウトソーシングはいまや当たり前。
資金は集まる 発明とマーケッティングがセットになっていれば、必要な資金は必要なだけ集まる。
人を動かす トコトン動いてくれない世界でも、五つ星(疼く)なら人は動く。
特許長者が百人? 5年後から特許長者(特許収入年間1億円以上)が毎年100人以上生まれる‥‥という予想がある。
第3章 発明はこうして守る
エジソンの後半生 栄光の前半生から一転して、後半生のエジソンは特許裁判に明け暮れ、周囲からの尊敬をも失って陰惨な日々を送った。後半生のエジソンにはなりたくない。
2時間差の特許 ベルとグレーは、ほぼ同時に電話機を発明した。特許権はベルだけのものとなり、出願が2時間遅かったグレーは何の権利を得ることもできず失意の日々を送った。発明は一刻も早く特許出願すべし。
世界一遅い特許 出願から登録まで6年――日本の特許は世界一遅かった。
世界一速い特許 世界一遅かった日本が、世界一速い国に大変身。出願から登録まで6ヶ月のウルトラ技も可能になった。
先行特許調査 先行特許調査をタダでやる。知らないと損をする裏技
世界一安い特許 IT時代到来。特許電子調査と特許電子出願の技を磨いて“世界一安い特許出願”を実現しよう。
著作権の効用 発明に著作権登録が有効という説がある 。
発明者は無権利? 特許出願後はすべての権利は出願人のもの。発明者には名誉しか残らない 。
実用新案は強力 無審査で登録になる実用新案。軽く見られる実用新案の意外な実力。
世界一強い特許 特許を侵害されても泣き寝入り‥‥の現状を解決する妙手は?
国際特許 様変わりする国際特許。国際特許と国内特許の合わせ技が活きる。
科学的裏付け 発明はいかがわしくてはいけない。科学的裏付けが発明をスキャンダルから守ってくれる。
いい人と組む  パートナーは倫理観の高い個人がいい。共同開発は危険な落とし穴だ。
第4章 発明家はこうして育つ
エジソンの母 “聞きたがり”のエジソンに、いつも丁寧に答えてくれたのは、母ナンシーだけだった。 “エジソンの母”に発明家教育の原点が見える。
本田宗一郎の教え 何でもできる人からは何も生まれない‥‥本田宗一郎さんが若い発明家(昔の私)に教えてくださったこと。
発明家の素質 楽天的で好奇心と反骨精神が旺盛‥‥これが発明家と起業家に共通する性格。こういう人がサラリーマンや公務員になると不幸な人生になる。
本質癖をつける いつも本質を考える癖をつける。公式をいくら暗記しても発明は生まれない。
実験癖をつける 思いついたら直ぐ実験。「考える人」からは発明は生まれない
コピーはしない  情報をコピーしてファイル‥‥これはエンジニア。発明家は頭と身体に染み込ます。
先ずは入門  とにかく発明して特許出願してみる。大した発明は生まれないけど、ここが入り口。これ以外の入り口は無い。
次にエキスパート 発明家であることを自覚し、テーマを定めて日常的に素材をインプット。2〜3年掛かりでレベルの高い発明を実現する。
そして達人の領域 数十個のテーマを融通無碍に同居させ、閃きの予感に従って集中。予感はいつも的中。目指すは達人の領域。
発明家の生き様 奇人変人扱いされても、貧乏でも幸せな愛すべき人たち。
第5章 こうして生まれた私の発明
喘息児を助けたい 結果としては250万台のベストセラーになったイオン式空気清浄機。出発点は喘息の息子を何とかしてやりたい一心のみ。
禁煙席並の喫煙席 子供を安心して乗せられる新幹線を実現したい。こうして電子フィルターが生まれた。
夜眠れない子供達 夜になると痒くて眠れない子供達が百万人。そこでダニと化学物質を排除した布団が発明された。
珈琲焙煎器 無農薬有機肥料のコーヒー栽培に人生を捧げるカルロスさん。カルロスさんのために珈琲焙煎器が発明された。
非電化冷蔵庫 発展途上国の人たちへのプレゼント‥‥と思って始めた非電化製品の発明が、思いもよらぬ展開に。
第6章 発明起業塾と発明応援団
地獄の(?)合宿 事業になる発明を2泊3日で生み出してしまう発明起業塾の猛烈合宿。発明と一緒に(半端じゃない)友情が生まれる。
流体力学ベッド 夢の寝心地の流体力学ベッドが発明起業塾の合宿で生まれ、若い佐藤さんと熟年の木村さんが起業してチャレンジを開始した。
子供のための発明 発明起業塾の宿題の一つは、子供のための発明。子供達が夢中になって屋外で転げ回る‥‥そういう情景を描きながらオジサンたちが真剣に発明する。
発明家を応援する 消費者と中小製造業者と発明家が直接手をつないで優れた発明品を世に出す‥‥「発明応援団」という新しい試みがスタートした。

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