05年6月25日〜7月9日
暖房装置の実証テスト

 

 遊牧民は乾燥した家畜の糞を使って暖房や煮炊きをするという、素晴らしい循環型生活をしているのですが、ー30℃〜―40℃という厳寒の冬には蓄糞では追いつかずに苦労しています。 遊牧民の家庭での薪の消費量は年間平均で一日30kgに及び、家計の逼迫や砂漠化進展に繋がっています。 都市周辺にゲルを構えて暮らす元遊牧民に至っては、暖房のほとんどを薪と石炭に依存しています。 家計の逼迫に加えて、ウランバートルの空気汚染という深刻な問題を引き起こしています。
  
そこで、 暖房用の薪の使用量を減らす試みをしてみました。 ゲルの断熱度合いの改良に加えて、昼間の太陽エネルギーを夜に利用します。 日本とは違って、一日中温度が極端に低いこと、ゲルにマッチさせる必要があること、遊牧民の収入レベルに合わせる(羊4頭分が限度)こと、移動しやすいこと‥‥など、困難な課題の多いテーマです。

今年の夏は(冬に備えて)予備実験。 太陽エネルギーの蓄積量・利用可能量、 ゲルとのマッチングなどを確かめてみました。 このテーマは今後も継続して行います。


木枠完成。 写真はリーダーの吉井
      

PETボトルの据付。出雲(左)と寺田
    

PET据付完了。両翼には反射・断熱板
     

PETの前面に吸熱パネル設置。
(左)吉井と井川
      

周りをフェルトで断熱。
(右から)寺田、出雲、明石
     

完成。
    
      

反射・断熱パネルは夜間はこのように閉じる

横から見たところ。

この吸熱パネルを4枚使う



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