|
by 藤村 |
|||
|
10月2日11時、成田空港集合。
メンバーは藤村、麻生義継、吉井浩一、石井洋走、伊藤洋志の5名。 13:30離陸の予定が、18:00に変更。
モンゴル航空ではよく経験しているので、ここは慌てず騒がず。 現地時間23時(日本時間24時)ウランバートル到着。 10月3日9時、ホテルで朝食を兼ねてバギーさんとスケジュール調整。
資材の準備状況も確認。 |
|||
|
|||
|
11時、Mospa着。バギーさんの奥さんとスタッフと犬(驚くほど大きい)の出迎えを受ける。 非電化冷蔵庫建設開始。 ゲルの北側に設置場所を決め、早速穴掘り開始。 しかし暑い! 空が澄んでいると陽射しはこうも強いものなのか! |
|
||
|
パワフルに掘るバギーさん |
|||
|
穴に木枠を嵌め、木枠の周りにトタン板を当てる(土の漏れ込み防止のため)。木枠の周りに土を盛り上げる。これは外部からの熱を遮断するため。 |
|
|
|
||||||
|
|
|||||||||
|
次の作業は庫内用PETボトルの水詰め作業。 500ml
のPETボトルに水を450mlほど入れる(凍結しても割れないように空間を設ける)。 |
|||||||||
|
|||||||||
|
パーティーが終わって宿泊用のゲルに移動。ここで一同唖然として空を眺めることになる。とにかく星がすごい。地平線まで星が一杯、ということは完全な半球状のプラネタリウム。地平線近くの北斗七星がやけにでかい。天ノ川もくっきり見える。伊藤は完全に涙目。 |
|
||||||||
|
|
|
|
|
||||||
|
10月4日9時、朝食。 バギー奥さんの手作り料理は野菜が豊富。 モンゴルでは野菜は貴重品のはずだ。 気使いが心にしみる。 10時、作業開始。 前日に墨汁煎りの水を詰めたPETボトルを庫内の床面と壁に配列。 全部で約200個、つまり、約100リットル。 |
|||||||||
|
|||||||||
|
15時、ソーラークッカー組み立て開始(完了は深夜に及ぶ)。 2種類を用意してきた。 16時、5組の夫婦来訪。 バギーさんの友人で、国家公務員・教師・鉄道会社職員等のインテリ組。 |
|||||||||
|
|||||||||
|
19時、夕食。 5組の夫婦は、夕食もたらふく食べ、ウォッカや馬乳酒もシコタマ飲む。 妻の方が飲み、喋る(日本と同じ?)。 |
|||||||||
|
22時より、非電化冷蔵庫の温度測定開始。 ここでトラブル発生。 データーの自動記録が作動しない。 止むなく、1時間おきに交替で読み取り・記録をする方式に変更。 大自然の中にに電子機器を持ち込んで罰が当たったのかもしれない。 |
|||||||||
|
|
|||||||||
|
|||||||||
|
10時、ソーラークッカーの実験開始。 問題は、モンゴル版簡易型だ。 結果はこちらも大成功! なんと黒い紙が5秒後に燃え始めた(日本での実験ではありえない! )。 |
|||||||||
|
|||||||||
|
12時、バギーさんの友人6人来訪。 みなツーリストキャンプを経営している人たちだそうだ。
14時、遊牧民ゲル#1訪問。 バギーさんのキャンプから RV車で草原を走り回る。 道も無ければ、目印になる山も無い。 夫は仕事で外出中。 色白で、セーターにズボン姿(つまり民族衣装のデールを着ていない)の奥さんにお話を伺った。 比較的に裕福な遊牧民であるために、〔太陽電地(120cm×40cm)+パラボラアンテナ+バッテリー+直流TV+省エネ電球(5W)〕のセットを所有している。 このセットの価格は、日本円換算で3万数千円。 羊10頭の売値に相当する。 |
|||||||||
|
|||||||||
|
|
|||||||||
|
21時、測定開始。 今夜も霜が着きそうなので、PETボトルを外した状態でテスト開始。 上手く冷えることを願う。 23時、ウィスキーのお湯割りで歓談中に、遊牧民の老人が突然私たちのゲルに入ってきた。 慌ててオドさんを呼んで通訳をしてもらうと「明かりが点いていたので入ってきた」のだそうだ。 これが、遊牧民流。 ウィスキーのお湯割りを振舞ったら、不味そうに飲んでいた。 |
|||||||||
|
冷蔵庫として十分に機能すると考えられる――つまり、テスト成功!! 一同安堵のため息をつく。 10時、ハスタイ国立公園(キャンプから150km西方)で野生馬見学。 広大な草原でのんびりと草を食む姿は、一見してのどかだが、よく見ると狼の襲撃を警戒する緊張感も伝わってくる。 歩いていると馬の頭の骨がころがっていたりして、粛然となる。 |
|||||||||
|
|||||||||
|
15時、遊牧民ゲル#3訪問。 夫婦で歓待してくれる。 この夫婦は本当にいい人だ。 遊牧民の人たちは、総じて素朴で陽気なのだが、この夫婦はひときわ素朴で陽気だ。 「写真を撮ろう」と誘うと、一張羅(?)のデールに着替えてくれた。 |
|||||||||
|
|||||||||
|
17時、遊牧民ゲル#4訪問。 ここでは5家族がグループを組んで暮らしている。 ゲルは別々だが、仕事は助け合いながら行っている。 牛・馬・羊・山羊を合せて千頭も飼育している家族もいれば、百頭だけ(但し、この人は遊牧民の間では有名な馬のブリーダーなのだそうだ)という家族もいる。 5家族のほとんど全員が集まって、熱心に会話に加わってくれた。 |
|||||||||
|
|||||||||
|
次にソーラークッカーの説明。 初めて見たという人ばかりなので、黒い紙を1秒で燃やしてみせて驚かす。 パラボラ型で沸かしたお湯でコーヒーを淹れたり、カップラーメンをご馳走したり(これが好評)する内に、ソーラークッカーに馴染んでくる。 次に、モンゴル版の簡易型で牛乳を沸かして飲んでもらいながら、「これで満足か?」という会話を進める。 「5万〜8万トゥグルグ(日本円で5〜8千円)なら買う」という結論に至る。 見学者が続々到着。 20歳代の若い遊牧民も加わる。 先日来訪のツーリストキャンプ経営者たちも到着。賑やかになってきた。 |
|||||||||
|
|||||||||
|
|||||||||
|
|||||||||
|
19時、夕食。 今回の現地テストの成功を祝って乾杯。 バギーさんから感謝の気持ちを籠めて5人にプレゼント。 藤村は立派な馬頭琴を頂いて感激。 夜中の3時まで練習(こういう風に調子に乗って頑張るので体調を崩す!)―― 簡単な曲なら弾けるようになった。 同室の麻生はこの間熟睡。 鼾と馬頭琴のへんな合奏が夜更けまで続く。 |
|||||||||
|
|
|||||||||
|
|||||||||
|
10月9日、帰国。 7時発のモンゴル航空機。 意外なことに定刻に離陸して定刻(日本時間12時30分)に成田着。 このプロジェクトは、来年夏に何軒(何十軒?)かの遊牧民ゲルに冷蔵庫を実際に設置することから出発して、羊乳殺菌、暖房、井戸‥‥‥4年(あるいは十年?)くらいの長い――しかしやりがいのある――仕事になりそうだ。 若しかすると、少なからぬ人に希望を与えることができるかもしれない(ホントカナ?) |
|||||||||
|
モンゴルプロジェクトTOPに戻る HOME |