A1. がらすびん浄水器は水道水中の塩素やトリハロメタンなどの有害化学物質の除去に特化した浄水器です。泥、サビ、バクテリアなどは十分に取り除くことができない場合がありますので、これらを含む水のろ過には不向きです。
水道水以外の水に使う場合、市販の塩素系漂白剤や除菌用食品添加物（商品名：ケンミックス 等）を加えてまず殺菌を行い、この水をがらすびん浄水器に通して塩素を取り除く方法があります。
A2. 水道圧が利用できない場合、ポリタンク等の容器にがらすびん浄水器のホースを延長してつなぎ、容器を浄水器よりも高い位置に持ち上げて下さい。重力により浄水器に水を通すことができます。
A3. 交換用の活性炭はヤシガラ由来の活性炭をおすすめしています。
活性炭の粒は細かい方が多少ろ過性能が上がりますが、粉末状などあまり細かすぎる活性炭の場合フィルターの目を抜けて出てきてしまう可能性があります。最初に入っているものと同じか、それよりも少し粒の大きいものをお選び下さい。（最初に入っている活性炭は、「粒度20/40メッシュ」と呼ばれる粒の大きさになっています）
入手先はインターネット通販の他、大きなホームセンターでも販売されていることがあります。また、非電化工房でも販売を行なっています。
A4. 簡単に交換することが可能です。ドライバーを使ってホースバンドを緩めると、スタンド部からホースを抜くことができます。ホース先端のコネクターはホース側のナット状の部分を回して頂くと外れますので、コネクター内部をきれいに清掃し、交換用のホースに付け替えて下さい。交換用のホースは内径12mm、または12.7mm（1/2インチ）のシリコーンホースをお使い下さい。それ以外のサイズの場合、ホースニップルやコネクターの交換が必要となる場合があります。
標準付属のホース（長さ50cm）を延長されたい場合は、インターネット通販やホームセンターで適合する寸法のシリコーンホースを入手して頂き、ご希望の長さにカットした上、上記手順にて交換を行って下さい。入手先例：楽天市場（販売店やメーカーによってシリコーンチューブ、シリコンホース等表記が異なりますが、内容は同じです。）
ご自分でホースの入手や交換施工ができない場合は非電化工房でも承りますのでご相談下さい。（別途料金がかかります）
A5. 標準付属の吐水パイプ長さは約17cm（浄水器中心からの長さ）です。
長さをご変更されたい場合は、お近くのホームセンターなどで交換部品をお買い求め頂き、付け替えることが可能です。呼び径13mm自在水栓用のものをお選び下さい。交換に必要な工具は「28mm用のスパナ」2個です。「水栓用スパナ」や「モンキーレンチ」での代用も可能です。これらの工具をお持ちでない方はホームセンターや百円ショップ等でお買い求め下さい。
ご自分で部品の入手や交換施工ができない場合は非電化工房でも承りますのでご相談下さい。（別途料金がかかります）
A6. 少量生産でも割高にならないよう、がらすびん浄水器には市販のガラス瓶を利用しています。水道圧や取扱説明書に記載の方法による熱湯消毒では通常割れることはありませんが、ガラスの特性上、通常であれば問題のない程度の僅かな衝撃が引き金となり、目に見えない程の細かな傷（マイクロクラック）が進行し破損に至ることがあります。（このような性質を持つ物質を脆性（ゼイセイ）材料と呼びます。）輸送中の衝撃など何らかの原因でマイクロクラックが生じていた場合、稀にこのような現象が起き得ることをご理解ください。
A7. 保証はありませんが、壊れた箇所だけ交換して修理することができます（自分で直します）。例えばガラス瓶は市販の同形状のものを入手して加工（底部に直径30mmの穴をあける）すると自作できます。自作が苦手な人は加工済みの部品を販売または引取修理も受け付けますのでご相談ください。
A8. 蛇口形状や水道圧、また水の汚染状態によっては使用できないことがあります。例えばヒ素や重金属で汚染されているような水のろ過はできません。ご使用予定の地域の状況をよくご確認の上でご使用下さい。
A9. 活性炭の場合と同様のメンテナンス方法でお使いいただけます。
A10. お湯を通しても故障することはありませんが、活性炭の性質上、水温が上がるにつれて浄水性能が下がります。より良い浄水を得るためには、水またはぬるま湯程度でご使用ください。