茶色の球が 上がりはじめた
  この球が 上がりきったら 
あつい紅茶を わかそう
いつも そう 決めている

   
温度計
    

 ガリレオ・ガリレイという名を付けた、ドイツ製の有名な温度計があります(ドイツTFAドスマン社製)。ガラスの筒の中に水が封じ込められ、色の着いた液体(無毒化した炭化水素)を封じ込めたガラス球が水中に浮遊しています。ガラス球には「25℃」のように温度を表示したタグがぶら下がっています。ガラス球は温度が高くなると沈下し、温度が低くなると上昇してゆきます。26℃以上のガラス球が下に沈んで、24℃以下が上に浮いていると「今の気温は25℃くらいかな」と判断します。28℃のガラス球が中間に漂っていると「28℃くらい」と読み取ります。慣れてくるとタグを読まなくても分かるようになります。
 
 段々寒くなって行くときはガラス球がゆるゆると上昇してゆきますから、「ウーッ、寒くなるぞ!」という具合です。「カッタルイ!」と言われそうですが、一度試してみてください。「温度を愉しむ」という新しい世界が開けてくるかもしれません。アナログならではの愉しさです。

 この温度計は20年ほど前にドイツで手に入れたものですが、当時は日本国内では数万円もする高級品でした。 今日では中国製の廉価品(大きさによって1,000〜5,000円)が通販で簡単に入手できます。ただし、ドイツ製オリジナル品に比べて少々見劣りがします(機能は同じです)。
       

ドイツ製のオリジナル品を通販で購入(5,000円〜20,000円)するには
  丸善インターネットショッピング
  AMTYNET 
  ソニープラザ
  厨房屋
中国製の廉価品を通販で購入するには
  ジョイフルホンダ
  


温度計 ガリレオ・ガリレイ
シリーズの中で最大のモデル
1℃刻みで11個のガラス球
高さ630mm
(所蔵&撮影 by Fujimura)

    
       
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