非電化除湿機の構造と原理

非電化除湿機の原理はいたってシンプル


幅505mm、高さ590mm、乾燥重量5.5kg


厚さ50mm(脚部は195mm)


フレームは鉄の薄板を曲げ加工(隅部は溶接)


脚部も鉄製(ネジ留め式)


取っ手はプラスチック製(ネジ留め式)


吸湿材は天然ろ紙製、吸湿材ホルダーはプラスチック製

化学物質を使い捨てにせず、半永久的に使える、電気を使わない除湿機です。

上の図完成した非電化除湿機です。幅60cm、高さ60cm、厚さは5cmのつい立てのような形状です。10本のエレメントが並んでいます。各エレメントは図のように、ぶ厚いろ紙を、孔のあいたホルダーで覆ってあります。ろ紙には塩化カルシウムを含浸させてあります。ホルダーの表面は太陽光を吸収しやすいように加工してあります。

10本のエレメントの形状と配列を(流体力学的に)工夫して室内の湿気をほどほどの速さで吸収できるようにしました。

これだけのことですが、2日かけて1〜1.5リットルくらいは湿気を吸い取りますから12畳くらいの部屋でしたら使用に耐えます(伝統的な日本建築の吸湿力と較べると、40畳分くらいの能力に相当します)。

強力な電気除湿機(1日数リットル吸い取る)に較べるとスローですが、数百円で売っている使い捨て除湿剤に較べると数十倍速そうです。

全体の色は鮮やかなブルーですが、湿気を吸い取るとピンク色に変わります。全体がピンクになるとこれ以上は湿気を吸うことはできませんから、陽光に曝して再生していただきます(ここが面倒くさい)。除湿不要の時は添付のポリ袋を被せてください(そうしないと除湿が進行してしまいます)。


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